当院理事長が韓国にて2023年3月11日(水)~12日(木)に開催された『AFAS 2024』に登壇し、国際的な視野を持つ医師を育成するために必要なポイントについて等の講演を行うと同時に、日本における最新のスレッド技術を共有する目的で最新の知見や症例、技術について技術共有を行いました。(講演内容:A bird’s eye view of the entire face effective use of threads)
当日は、最新のスレッドリフトの知見を講義によって共有するだけではなく、吉田がスレッドの手技をその場で披露し、参加した医師が質疑応答を行いながら実際に施術を一緒に行うというハンズオン形式で講演を実施。特にハンズオンによる技術共有の場では、施術を行う「特定部位」へのアプローチだけではなく顔全体の各組織へアプローチをすることの重要性を説き、具体的な手技やノウハウを惜しみなく参加した医師陣へ共有しました。
【当院理事長 吉田由佳の講演内容】
●テーマ
日本の革新的糸リフト技術を世界へ。
グローバルな医療技術貢献と次世代を担うドクター育成への挑戦
●海外学会での活動意義について
ここ数年で日本におけるスレッドリフト(糸リフト)技術が世界トップレベルに達したこともあり、我々が実践しているスレッドリフトの手技が日本だけではなく海外の医師達からも大変注目されています。彼らは日本ならではの繊細で細やかな技術・デザインを習得した後、自国に戻られてからさらに各国流のアレンジを加えることで患者様の満足する結果を追求しています。
私は日本だけではなく、ありがたいことにアジア・欧米など各国の学会やセミナーにおいてもご依頼をいただき多数の講演を行っておりますが、これは日本発の最新スレッド技術が現地の美容医療のスキル・レベルを向上させることになると沢山の国・地域の医師達が感じてくださっているからだと感じております。
日々の技術革新が著しい美容医療においては特に、医師は自身が持つ技術の殻に閉じこもらずに新しい技術・手技を様々な方法で体得して自らの技術を向上させる必要があります。私が世界各国の講演・学会にお招きいただき様々な場で講演や技術共有を行うことがそういった医師達の技術・手技の向上へと繋がるのであれば、日本におけるクリニックの運営・経営・診察などとの調整など大変ではあるものの世界を飛び回って、引き続き沢山の医師達へ我々の技術を共有して参ります。
世界の美容医療の更なる躍進、さらにこれからの美容医療を支えるジュニア世代の医師の育成・指導のために、今後も影響力のある発信を行っていければと考えております。
●日本のドクターにメッセージ
日本のドクターには、国内にとらわれず国際的な視野を持ってほしいと思います。国内の学会も重要ですが、経験を積んだら海外の学会にも参加すべきです。日本の美容医療は独自の発展を遂げていますが、世界の最新情報を知らないことが多いです。国際的な情報を取り入れ、新しい技術やビジョンを持って施術を行うことで、世界トップレベルの医療を提供できるようになるでしょう。
※当院理事長の吉田は、本学会(韓国「AFAS 2024」)の他、同年7月にタイ・バンコクで開催される「APEM」でも登壇予定です。