医療法人敬愛会グループ/ザ ナチュラルビューティクリニック・
ビューティークリニック ザ ギンザ・はもり皮フ科

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【目の下のたるみ・クマ取り】人気の脱脂法・アイスレッドの違いを解説

当院はスレッドリフト(糸リフト)を使った治療を多数行っており、症例数もかなり豊富です。スレッドは使い方によって様々な悩みを改善することができる、まさに魔法の糸?のような存在でして、わたくしたちは小顔治療、たるみ改善治療、美肌、鼻形成などを目的に使用しています。試しにさきほど実際に数えてみたところ、現在取り扱っているスレッドリフト関連の治療は、なんと20種類以上にまで増殖していました笑。

ちなみにこれら20種類のスレッド治療は、単純に使用する糸(スレッド)の種類が異なるというわけではなく、オリジナルのコンビ治療(エクソソームなどの注入術やレーザーなどとの併用)も多数あり、患者様のご希望やイメージにあわせてオススメの治療法をご提案しています。

このような形で多数のスレッドリフト治療を取り揃えていることもあり、ご来院いただく患者様からはスレッドリフトと他の治療法の違いについて質問を受けることがしばしばあります。特に最近は、目の下のたるみ・クマ取り治療希望される患者様から「脱脂法(経結膜脱脂法)とアイスレッド(スレッドリフト)のどちらがお勧めですか?」という質問をいただく機会が何度かありました。…そこで今回は、目の下のたるみ・クマ取り治療として人気の脱脂法とアイスレッドの特長やメリットデメリットなどを整理してみたいと思います!

↓ 以下は当院で実施しているスレッドリフト治療の一部です^^

糸リフト(スレッドリフト)一覧はこちら

 

 

●目の下のたるみ・クマは「下垂した脂肪」が原因

 

まずは敵を知ることが大事!

ということで、まずは目の下にたるみやクマができる原因について簡単にまとめたいと思います。


目の下にたるみやクマができる原因ですが、これは目の下にある脂肪(眼窩脂肪/がんかしぼう)が加齢などで重力に逆らえなくなって、もともとの位置よりも下がってしまうことで生じます。
同じような目の下の膨らみでも「涙袋」であれば愛らしい目元になりますが、もう少し下にできる「目の下のたるみ」は、なんだか疲れて見えたり、年齢よりも老けた印象を与えてしまうことが多いです。マスク生活が長かったこともあってか、ここ数年で急にご相談が増えたもののひとつです。

 

●脱脂法とアイスレッドの施術法について

1.脱脂法

目の下のたるみ・クマ取り治療として一般的に最も多く行われているのは脱脂法です。「メス不要の切らない目の下のたるみ取り」「裏ハムラ法」などもとも言われますが、正式には経結膜脱脂法(けいけつまくだっしほう)と言います。下がった目の下の脂肪を手術で除去することで、目の下の膨らみを平らな状態にする治療法です。原因となる脂肪を元から取ってしまうので、再び目の下にたるみができることがありません。効果が半永久的な点が最大のメリットです。

↓ 当院で行った脱脂法の症例も掲載します^^


<症例の詳細>治療名:目の下のクマ・たるみ取り(経結膜脱脂法) 費用:¥330,000 想定されるリスク・副作用:腫れ、赤み、痛み、内出血など

 

2.アイスレッド

スレッドリフト(糸)を使って目の下の脂肪を引き上げる治療法です。脂肪を除去せずに糸で物理的に持ち上げます。当院の場合は溶ける糸を使用しているので効果は1年程度となりますが、逆に加齢に伴うお顔の変化にあわせて、糸で引き上げる度合いを毎回調整することができるので、メンテナンスを定期的に行うことで、最も自然で美しいバランスを保つことができます。また、糸を挿入することで肌のコラーゲン産生を促進するため、目の下のハリ感やツヤ感がアップするというオマケのメリットもあります。

↓ こちらも、当院で行った症例を掲載します^^


<症例の詳細>治療名:ミラクルアイズR(アイスレッド)6本 費用:176,000円 想定されるリスク・副作用:痛み、腫れ、むくみ、内出血など

トータルコストを抑えたい場合は脱脂法に軍配が上がりますが、ナチュラルなお顔を維持したいという際には、アイスレッドがオススメです。糸による治療なので、ダウンタイムが短い点も特徴です。

 

●脱脂法とアイスレッドのデメリットやリスク

とはいえ、いずれもデメリットやリスクもあります。術後に「こんなはずじゃなかった!」「せっかく治療をしたのに失敗してしまった」という後悔の念に駆られることがないように、この点も理解した上で施術をお選びいただくようにしてください。

 

1.脱脂法のデメリットやリスク

一度の手術でたるみの原因(脂肪)を除去できるというメリットの裏返しになりますが、脱脂法の場合は「一度脂肪を除去すると脂肪は復活しない」というデメリットがあります。
もちろん、改めて脂肪を注入すれば凹んだ皮膚を元に戻すことも可能ですが、そもそもする必要がなかった治療を追加でしないといけないなんて、なんだか本末転倒ですよね?当院でも、患者様から「脱脂法をしたら逆に目の下が凹んでしまった」「たるみが気になって手術をしたのに、今度は目の下の皮膚がシワシワになった」といったご相談をいただくことがあります。脱脂法の失敗例としてネットでもよく取り上げられている内容にはなりますが、脂肪の取りすぎには注意が必要です。

 

2.アイスレッドのデメリットやリスク

糸を使って目の下の脂肪を引き上げるアイスレッドは、根本原因=脂肪を除去する脱脂法と比較した際に、術後に効果を実感しにくいことがあります。特にたるみやクマが重度の方の場合、糸だけではたるんだ脂肪をしっかりと引き上げきれないケースがあります。そのため、アイスレッドはどちらかというと軽度のたるみ・クマが気になる方や、若い方(=脂肪を完全に除去するにはまだ年齢的に早い方)に適している治療といえるでしょう。

 

●脱脂法とアイスレッドのダウンタイム

 

脱脂法とアイスレッドの施術後のダウンタイムについてもまとめてみました。あくまで個人差があるので参考までに、という形にはなりますが、およその目安にはなるのではないかと思います。脱脂法は粘膜側からアプローチする施術のため表側に傷跡は残りませんが、脂肪を除去した部分の皮下組織の傷が元に戻るまでに数か月はかかるため、治療の効果をしっかりと実感できる(=完成形になる)のは、3か月程度経ってからになることが多いです。ただし、上にも記載した通り「脂肪そのもの」を除去する施術のため、目の下のたるみやクマをかなりしっかりと改善することができます。また効果は半永久的に続く点も魅力のひとつです。(逆に、脱脂法はやりすぎると皮膚が窪んだり小じわができるリスクがありますが、その点は医師選び・クリニック選びをする際に経験豊富なドクターを選ぶなどをすることで、極力回避はできるかと思います)

 

1.脱脂法のダウンタイム

抜糸:抜糸の必要はありません。
通院:必要ありません。

術後の腫れ:1週間ほどは目の周辺が腫れることがあります。
術後の痛み:1~2週間ほど、目を動かした際に違和感や軽い痛みが生じることがあります。

内出血:万が一内出血が生じた場合は、2週間程度で少しずつ元に戻ります。

その他:術後に左右差やしこり、ふくらみ、小じわが生じることがあります。また脂肪を取りすぎた際に目の下にくぼみが生じることがあります。

完成時期:小さな腫れ、赤みも含めると、これらが完全に消えるまでには3ヶ月から半年程度かかります。

洗顔・メイクなど:洗顔シャワーは傷跡部分以外は当日から可能です。メイクは翌日からOKですが、下まぶたへのメイクは1週間ほど控えるようにしてください。コンタクトは1週間程度してから使用可能です。

 

2.アイスレッドのダウンタイム

抜糸:抜糸の必要はありません。
通院:必要ありません。

術後の腫れ:2,3日程度多少目の周辺が腫れることがあります。
術後の痛み:1週間ほど、肌を触った際に多少の痛みが生じることがあります。

内出血:ほぼ生じませんが、万が一内出血が生じた場合は1~2週間ほどで改善します。

その他:術後に左右差やしこりが生じることがあります。また術後数日程度、糸を入れたことによる引きつれ感やツッパリ感を感じることがありますが、次第に馴染んできます。

完成時期:小さな腫れ、赤みも含めると、これらが完全に消えるまでには半月~1ヶ月程度かかります。ただしスレッドリフトは即時的な効果が得られるので、術直後から目の下のたるみやクマが軽減することが多いです。

洗顔・メイクなど:洗顔、シャワー、メイクは当日から可能です。ただし目元を強く擦らないようにしてください。

 

●脱脂法が向いている人・アイスレッドが向いている人

 

上の特徴をまとめると、それぞれ以下のような方におすすめです。どちらがよい・悪いということではなく、ご自身に希望や症状にあわせてベストな治療をお選びいただくのがよいのかなと考えております。

 

1.脱脂法が向いている人

・1回の治療で半永久的な効果が欲しい
・トータルコストを抑えてたるみ・クマを治したい
・術後のメンテナンスが不要な方法で改善したい
・目の下のたるみ・クマがかなり酷い

 

2.アイスレッドが向いている人

・ダウンタイムをできるだけ抑えたい
・まずは期間限定で効果を試してみたい
・お顔の変化(老化)にあわせて定期的にメンテナンスがしたい
・目の下のたるみ・クマが比較的ライト
・年齢的にまだお若い方

 

当院では脱脂法・アイスレッドのいずれの施術も取り扱っていますので、(それ以外にも、高周波RF、レーザー治療、注入術なども取り揃えています!)どの治療がよいか悩んだ際にはお気軽にご相談ください(^o^)
当院の脱脂法(経結膜脱脂法)の詳細はこちら
アイスレッド(目元専用スレッドリフト)の詳細はこちら

 

なお敬愛会グループでは、日本人の顔立ちにあわせて開発したオリジナルのアイスレッドを近日中にリリース予定です!

1.フワフワ広がる特殊な糸のため、皮下を広範囲に渡ってがっちり引き締める
2.日本人の骨格にあわせた糸の長さ・太さに調整
3.使糸の本数を20本前後→6本程度に削減(ダウンタイムや施術費用の軽減に)

症例などはこちらコラムでも紹介していますので、よろしければご覧になってみてください^^
【メス不要!レーザー&糸リフト】目の下のたるみ・クマ改善にオススメ美容医療3選
「どのスレッドがよいのかわからない」という際にはこちらのページもどうぞご覧ください^^
>スレッドリフト・糸リフトの選び方

はじめての糸リフトガイド
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コラム監修者 吉田 由佳 医療法人敬愛会グループ理事長 専門科:形成外科・美容外科・皮膚科・美容皮膚科

関西医大卒、京都大学形成外科学教室入局後、京都大学附属病院、大阪赤十字病院、済生会中津病院、長浜赤十字病院を経て現在、医療法人敬愛会理事長に。アジア各国、韓国、シンガポールなどでスレッド治療の第一人者としてのべ数百人の美容ドクターの教育に尽力。国内では日本美容外科学会のシンポジストとしてスレッドの臨床発表も行う。スレッドや注入術、マシンなどによる施術を組み合わせ、より解剖的に有益で痛みの少ない低侵襲なエイジングケアの研究・開発を進め続けている。(日本形成外科学会会員・日本美容外科学会会員)

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