医療法人敬愛会グループ/ザ ナチュラルビューティクリニック・
ビューティークリニック ザ ギンザ・はもり皮フ科

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医療法人敬愛会グループ/ザ ナチュラルビューティクリニック・ビューティークリニック ザ ギンザ・はもり皮フ科
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ヒアルロン酸注射で多い失敗例と失敗を防ぐ方法

当院では多数のヒアルロン酸注射を行っておりますが、ご来院される患者様の中には、すでに他院で行ったヒアルロン酸注入術のやり直しでご相談に来られる方も一定数いらっしゃいます。カウンセリングでお話を伺うと、「自分のイメージと違う結果になった」「失敗したと思う」といった内容が多く、改めて当院でやり直しの施術を行うこともしばしばあります。せっかくキレイになるために美容医療をお受けいただいたのに、術後に逆のケースになってしまうのは本当に悲しいことですし、できるだけ避けていただきた内容だと我々は考えています。施術後に後悔しないよう、ヒアルロン酸注射で失敗や後悔をできるだけ避けるための方法をまとめてみましたので、少しでも参考にしてみていただければと思います。

ヒアルロン酸注射で多い失敗例

【失敗例①】
注入量のミス(ヒアルロン酸が多すぎた・少なすぎた)
「涙袋にヒアルロン酸を入れたらパンパンになった」
「ヒアルロン酸を入れたけど何の変化もない」

上のような場合、ヒアルロン線の注入量に問題があったことが考えられます。
注入量が多いと施術部位が不自然に膨らんで「「いかにも整形しました!」という仕上がりになります。また逆に注入量が少なすぎると、術後に変化が全くないといったケースもあります。
このような失敗を避けるには、「ほうれい線〇cc」「涙袋〇cc」のような定量を注入する料金体系のクリニックではなく、一人ひとりの皮膚の状態にあわせてヒアルロン酸の注入量をカスタマイズしてくれるクリニックで施術を行うことをお勧めします。

【失敗例②】
注入する皮膚層のミス(ヒアルロン酸を打つ深さのミス)
「ヒアルロン酸を入れたところがみみず腫れのようになった」
「ヒアルロン酸を入れたところが不自然に膨らんでしまった」

上のような場合、ヒアルロン酸を注入する「層」に問題があったと考えられます。
少し専門的な話になってしまいますが、実はヒアルロン酸注射術は、目的によって注入層(皮下のどの層に注入するか)が異なる施術で、例えばあごをシャープにする・こめかみにボリュームを出すといった「形を形成する」目的で行う際には、骨のすぐ上に乗せるようなイメージでヒアルロン酸を注入します。また目の下のクマやたるみを改善する際には、脂肪と骨の間(靭帯付近)の深い部分に注入して脂肪組織を引き上げるように注入します。その他、ほうれい線やゴルゴラインは皮下の浅い脂肪層に、目尻などの小じわ、唇などは皮内へ注入するなど、それぞれの目的によって異なる層をターゲットにして施術を行う必要がありますが、このような部位を間違うと、術後にみみず腫れのようなデコボコになってしまうことがあります。

【失敗例③】
注入するヒアルロン酸製剤の選択ミス
「涙袋にヒアルロン酸を入れたのに流れてしまった」
「ほうれい線に入れたヒアルロン酸が溶けずに流れて頬が大きくなった」

ヒアルロン酸には、柔らかいものや硬いものなどいくつか種類があります。柔らかいヒアルロン酸は目尻辞めの下、口元の小じわ改善などに適していますが、あご・こめかみなどに注入すると、製剤が柔らかいため形状を維持することができず、ヒアルロン酸が横や下に流れてしまうことがあります。このように部位に適したヒアルロン酸製剤を選択しなかった際にも思ったような結果にならないケースがあります。また質の悪いヒアルロン酸製剤を入れた際にも、注入後に周辺に流れてしまうことがあるため注意が必要です。

ヒアルロン酸注射による
失敗を防ぐ3つのポイント

ヒアルロン酸注射による失敗を防ぐには、クリニック選び・医師選びがポイントになります。特に気をつけていただきたいポイントを3つについて以下にまとめます。

  • ①定量注入ではなく、0.1cc単位で注入量を調整してくれるか
  • ②施術経験や実績のあるクリニックかどうか
  • ③アフターフォロー体制が整ったクリニックかどうか

ヒアルロン酸注射は美容医療の中でも最もオーソドックスな施術のため、取り扱っているクリニックが多く沢山の患者様が比較的手軽に受けられている施術のひとつです。ただ、残念ながらクリニックによっては患者様のご希望やお悩みをあまり聞かずに、定型的な施術を提案するところもあるようにお話を伺います。
できるだけ術後の失敗を避けるためにも、施術を行う際には、一人ひとりの肌・皮膚の状態にあわせて細かく注入量を調整し、また注入する層や形なども事前にデザインしてくれるクリニックで施術を行うことをお勧めします。また、医師の技術力も仕上がりに影響するため、施術経験や実績も必ず確認するとよいでしょう。
最後に、美容医療は一度受けたら終わりというわけではありません。施術後に不安な点が出てくるかもしれませんし、思わぬ副作用が現れる可能性もあります。施術後もしっかりとサポートしてくれる、アフターフォロー体制の整ったクリニックを選ぶようにしてください。

当院のヒアルロン酸注入詳細はこちら

 

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コラム監修者 吉田 由佳 医療法人敬愛会グループ理事長 専門科:形成外科・美容外科・皮膚科・美容皮膚科

関西医大卒、京都大学形成外科学教室入局後、京都大学附属病院、大阪赤十字病院、済生会中津病院、長浜赤十字病院を経て現在、医療法人敬愛会理事長に。アジア各国、韓国、シンガポールなどでスレッド治療の第一人者としてのべ数百人の美容ドクターの教育に尽力。国内では日本美容外科学会のシンポジストとしてスレッドの臨床発表も行う。スレッドや注入術、マシンなどによる施術を組み合わせ、より解剖的に有益で痛みの少ない低侵襲なエイジングケアの研究・開発を進め続けている。(日本形成外科学会会員・日本美容外科学会会員)

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