医療法人敬愛会グループ/ザ ナチュラルビューティクリニック・
ビューティークリニック ザ ギンザ・はもり皮フ科

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医療法人敬愛会グループ/ザ ナチュラルビューティクリニック・ビューティークリニック ザ ギンザ・はもり皮フ科
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挙筋法と瞼板法はどちらがオススメ?/二重埋没法の術式について

二重埋没法は美容医療の中でも最もメジャーな施術のひとつになってます。

一般的に「二重埋没法」というと
10代、20代の若い方が行う「二重整形」を思い浮かべる方がほとんどかと思いますが、

実は二重埋没法は皆さんが思っている以上に応用範囲が広い万能選手でして、

・二重ラインを作る
・上まぶたのたるみを取る
・目が開けにくい状態を改善する(眼瞼下垂治療)

など、上まぶたの様々な症状を改善する際に活用されている施術です。

そのため当院でも、二重まぶた希望の若い方だけではなく
上まぶたのたるみや筋力低下が気になる40代以上の方の目元処置などでもよく行っております。

今回は、この二重埋没法についてもう少し詳しくお話をしますね^^

二重埋没法には医学的には2つの手法があって、
この2つを目的にあわせて使い分けることで様々な効果を出しています。

▼瞼板法(けんばんほう)
対象:二重整形・皮膚のたるみ除去
方法:瞼板(上まぶたのコリコリした軟骨部分)に糸をかけて二重にする

▼挙筋法(きょきんほう)
対象:二重整形・眼瞼下垂治療
方法:まぶたの上の方にある筋肉(挙筋腱膜)に糸をかけて二重にする

「瞼板法」は、大手美容クリニックで多く行われている二重整形の手法です。

その理由は、瞼板法の方が比較的手技が簡単だから。

…というと少し語弊があるかもしれないですが苦笑、
大手の美容クリニックでは沢山のドクターが働かれているので
手技を統一しやすいというのもあると思います。

・手技者(担当する医師)による差が出にくい
・固定が安定するため持続期間が長い

というメリットがあるため、瞼板法を導入しているケースが多いです。

対してデメリットとしては、
糸を引っ掛ける「瞼板」がまぶたの一番内側(=眼球に触れる側)にあるため、

・糸が弛んで瞼板から露出した際に角膜を傷つける可能性がある
・ドライアイを助長することも
・手術の際に瞼板からアプローチすると腫れやすい

等が挙げられます。

診察の際に患者様から
「どちらの手法がよいのですか?」というご相談を頂くことも多いのですが、
わたくし個人としては挙筋法を推しております。

その理由は、生まれつき二重の方の目の構造が瞼板法による二重に近いためです。

二重まぶたと一重まぶたの構造上の違いは、
目を開閉する筋肉(挙筋腱膜)から上まぶたの皮膚へ派生する
「穿通枝(せんつうし)」という線維の量が関係しています。

(↓イラストの黒点線部分です)

この線維が多いと、まぶたを開ける際に一緒に皮膚を持ち上げることができ二重ラインになります。

逆に少ないとまぶただけが開き皮膚が持ち上がらず、一重まぶたにになります。

瞼板法は自然な二重ラインと同じように、
挙筋腱膜から糸を掛けるため眼の動きに合わせて二重が綺麗に発生し、
とてもナチュラルに仕上がります。

わたくしが多くの症例において挙筋法を選択している理由はまさにこれです。

解剖学的に自然な形に近い構造で手術をする方が、
長期にわたってメリットが多い上にリスクが少ないと考えています。

「二重まぶたになる」という結果は同じでも、
せっかくなら「より自然で」「よりリスクが少ない」方法のほうがよいですよね。

そんなわけで我々は、挙筋法を主に選択して二重整形を行っています。

なお当院では、一般的な二重埋没法とあわせて
「黒目がちな目元」を形成することができる「黒目法」という施術も行っています。

以前は幅広い二重を希望される方が多かったですが、
昨今は黒目が大きく見える目元を希望する方が増えています。
(時代の移り変わりを感じますね…!)

この場合は二重埋没法とあわせて
眼瞼下垂術(まぶたの開きをよくする手術)を併用して施術を行います。

いずれも当院で人気の施術ですので、気になる際にはお気軽にご来院ください^^
黒目法・二重埋没法の施術詳細はこちら

はじめての糸リフトガイド
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コラム監修者 吉田 由佳 医療法人敬愛会グループ理事長 専門科:形成外科・美容外科・皮膚科・美容皮膚科

関西医大卒、京都大学形成外科学教室入局後、京都大学附属病院、大阪赤十字病院、済生会中津病院、長浜赤十字病院を経て現在、医療法人敬愛会理事長に。アジア各国、韓国、シンガポールなどでスレッド治療の第一人者としてのべ数百人の美容ドクターの教育に尽力。国内では日本美容外科学会のシンポジストとしてスレッドの臨床発表も行う。スレッドや注入術、マシンなどによる施術を組み合わせ、より解剖的に有益で痛みの少ない低侵襲なエイジングケアの研究・開発を進め続けている。(日本形成外科学会会員・日本美容外科学会会員)

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