医療法人敬愛会グループ/ザ ナチュラルビューティクリニック・
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【肌育注射の注意点】より効果的に肌育治療を受ける方法とは?

【肌育注射の注意点】より効果的に肌育治療を受ける方法とは?

最近人気の「肌育治療」、美容医療に詳しい皆さんはすでにご存じの方もかなり多いでしょう。「細胞そのもの」の若返りや修復を目的とした美肌&アンチエイジング治療として、当院でも多数のご指名をいただいている施術です。

肌育治療として現在は「肌育注射」が大変人気ですが、実は、肌育注射だけではトータル的な肌育効果を得ることはできません。

美容医療の世界ではすでに肌育注射の他に肌育ピーリングや肌育リフトと呼ばれるものも登場してきていますが、これらの肌育治療で大事なポイントとなるのが、「その施術を通してどんな肌育効果が期待できるのか?」という点になります。
肌育治療の施術法や使用する製剤・薬剤などによって、実は主軸となる肌育効果が異なってくるため、この辺りの理解した上で肌育治療をされるとよいのかなと思います。今回は「より効果的に肌育治療を行う方法」について、少しだけ解説してみたいと思います^^

 

●「肌育治療」とは?

「肌育治療」とは?

すでにご存じの方も多いとは思いますが、まずは「肌育治療」について基本的な部分をお伝えしたいと思います。

美肌系の美容医療の施術には美肌、美白(しみ・くすみ改善)、若返り(しわ・たるみ改善)、ニキビ&ニキビ跡治療、毛穴治療などがありますが、肌育治療はこれらの肌の悩みを一気に改善することができる美肌治療です。肌育治療は言葉の通り「肌を育てる」ことが目的なので、この施術によって叶えられる変化は一つだけではなく、皆さんが悩んでいる部分に効果を発揮するという点が特徴です。

  • 「繰り返すニキビが治らない」という方にはニキビの改善
  • 「しみやくすみなど肌の色むらが気になる」という方には美白効果
  • 「小じわ・たるみなどの肌の老化現象が気になる」方については若返り効果

など、一人ひとりのお悩みに応じたケアができる点が肌育治療の最大のメリットです。そのためこの治療だけで複合的に様々な肌の悩みを改善できるため、ここ数年で幅広い年齢層の方からご指名が増えている美容医療となっています。

 

●そもそも肌トラブルは何で起きる?

そもそも肌トラブルは何で起きる?

しみやくすみ、小じわやたるみ、さらにニキビ、毛穴などの肌トラブルは、いずれも正常な肌細胞の働きが崩れることで生じる現象です。「肌細胞の正常な働き」が崩してしまう原因は様々なものが複雑に絡み合っていますが、その中でも大きな要因となるのは、やはり「加齢」や「紫外線などの外的刺激」です。

加齢などによって肌細胞に元気がなくなると、若いころのような弾力のある肌を構成するコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの美肌成分がどんどん少なくなり、肌細胞は悲しいことにしぼんだ状態になってしまいます。美肌成分が減少すると、肌はハリ・ツヤがなくなり、次第にしわ・たるみが生じてきます。

また紫外線などの外的刺激は、肌細胞が本来持っているバリア機能を壊します。バリア機能が低下すると、炎症によって水分や皮脂のバランス、ターンオーバーなどが乱れることで、しみ・くすみやニキビ、毛穴のつまり、さらにアトピー性皮膚炎やアレルギーなどの症状にもつながります。

 

●肌育治療の目的

肌育治療の目的

このような肌トラブルの原因に対して、効果を発揮するのが「肌育治療」です。

肌育治療を行うことで、肌を若々しく保つ美肌成分の産生を促進したり、傷ついた細胞を修復させることで若々しく元気な肌へと導きます。つまり、肌の「若返り」や「生まれ変わり」を促進するのが「肌育治療」となります。

「肌育治療」というと、皆さんがすぐに思いつくのはリジュランやプルリアルデンシファイなどのPN/PDRN製剤や、アラガン社のジュビダームシリーズ「ボライトXC」、スネコス、プロファイロといった第三世代のヒアルロン酸を使用した肌育注射かと思いますが、実際のところ、「肌育効果」がある施術はこれらの注入術に限らない他、施術法や使用する薬剤などによって「肌育効果」も異なってくるため、【同じ肌育治療】を何度も何度も受けるよりも、色々な肌育治療を受けたほうが、より総合的に肌細胞を蘇られることができます。

…この点が今回一番伝えたかったポイントになるので、もう一度だけお伝えさせていただきますね。

◎「肌育治療」には(注入術に限らず)様々な施術法がある
◎「肌育治療」で使用する製剤や薬剤によって肌育効果が異なる

 

●肌育治療のゴールは富士山の山頂?

肌育治療のゴールは富士山の山頂?

肌育治療は「登山」をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
最終的に目指す目的地はどのルートであっても「山頂」ですが、そこに至るまでの道のりがいくつかあるようなイメージです。(逆にわかりにくくなりますかね苦笑??)

たとえば富士山の場合、登山道には吉田ルート・須走ルート・御殿場ルート・富士宮ルートの4つがありますが、

①毎回吉田ルートで登山をしている人
②毎回色々なルートを使って登山をしている人

でいうと、②のほうが登山に関する知識や経験も豊富な感じがしませんか??

上の例えが正しいかは少し不安ですが汗、肌育治療も同様のイメージでよいのかなと考えていて、異なるアプローチ方法の肌育治療を受けたほうが「より多角的に肌育効果を得ることができる」=「肌を強くすることができる」ということになります。

 

●肌育治療の「メカニズム(作用機序)」の違い

とはいえ、登山ルートが無限にあるわけではないように、肌育治療のルート(目的)もある程度照準を絞ることはもちろんできます。

色々ある肌育治療ですが、大きな違いは以下の2点になるかと思います。

①ターゲットとする層(表皮層・真皮層・皮下組織)
②肌細胞を活性化する作用機序(細胞の修復・コラーゲン産生)

ですので、肌育治療を受ける際には、上の2点を少しだけ気にした上で施術を行うとよいのかなと思います。

肌を構成する各層に効かせることがポイント!肌を構成する各層に効かせることがポイント!

…ちなみに人気の肌育治療については、主な肌育効果としては以下になるかなと思います。

※なお「作用機序」については、一つの施術法で細胞修復+コラーゲン産生の両方の作用があるものもありますが、今回はメインとなるものを記載しております。(肌育注射は、比較的バランスよく色々な形で作用するため、肌育治療として人気が出ているのかと思います)

 

治療別:肌育効果の違い

  ターゲット層 作用機序
◎リジュラン・プルリアルなど
(PN・PNRD製剤)
表皮層+真皮層 コラーゲン産生
◎ボライトXC・スネコス・プロファイロなど
(第三のヒアルロン酸)
表皮層+真皮層 肌細胞の修復
◎肌育ピーリング 表皮層
(一部の施術では真皮層もあり)
コラーゲン産生
◎肌育リフト 皮下組織 コラーゲン産生

施術法や製剤(薬剤)によって上のような違いが微妙にあるため、様々な皮下層の肌細胞をトータル的に強くしたいという際には、いくつかの肌育治療を組合わせたほうが効果的である、とわたくしは考えております。

 

●トータル的な肌育効果を得たい方におすすめの肌育治療

ということは逆に、「皮下全層(表皮層・真皮層・皮下組織)」に対して「細胞修復&コラーゲン産生効果」が得られる複数の施術を行えば、トータル的な肌育効果を得られるということになります。

総合的な肌育を目指すためのアプローチ法はドクターやクリニックの考え方や取り扱っている施術によって色々あるかと思いますが、現在わたくし達のクリニックでは、トータル的な肌育効果が得られる施術として、以下のような肌育治療フルプランセットもご用意しております(^O^)

肌育治療フルセットプラン

①次世代のヒアルロン酸(当院オリジナルのレブスプロ32RXプレミアム)
②PN製剤の肌育注射(リジュランorプルリアル)
③糸リフト(当院オリジナルのミラクル®シリーズ)

施術効果のイメージはイラストで見ていただくほうがわかりやすいかもしれませんね。

施術効果のイメージ

施術の流れとしては、次世代のヒアルロン酸で表皮層+真皮層の再細胞再構築を促進して肌の土台を整えた後、PN製剤の肌育注射によって表皮層+真皮層の肌細胞のコラーゲン産生を促進し、
さらにその後、皮下深層にある皮下組織(この部分が弱っていると、たるみ・しわなどの原因になります!)を糸リフトで引き締めると同時にコラーゲン産生を促進することで、より総合的な肌育効果を得ようというコンセプトのセットプランになります。

少し長くなってしまいますが、ここからはそれぞれの肌育治療による肌育効果についてまとめてみたいと思います。

 

●肌育治療フルセットプランの施術イメージ

【STEP1】

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土壌作り(表皮層・真皮層の再構築+修復作業):レブスプロ32 RXプレミアム

まずファーストアプローチとなる「肌の土壌作り」のステップでは、当院オリジナルの「レブスプロ32 RXプレミアム」による施術を行います。「レブスプロ32 RXプレミアム」は、第三世代のヒアルロン酸をベースにしつつ、さらに美肌成分としてトラネキサム酸とコハク酸を配合した「進化版の次世代型ヒアルロン酸」です。
>レブスプロ32RXプレミアムの詳細はこちら

他の肌育注射同様に細胞修復+コラーゲン産生の両方の働きがありますが、次世代型ヒアルロン酸の主成分(高分子+低分子ヒアルロン酸)の特性的に「肌細胞の再構築」により重きを置いた美肌治療となります。これはスネコス・プロファイロなども同様ですが、レブスプロ32RXプレミアムは他の次世代型ヒアルロン酸にはない、美肌成分(トラネキサム酸+コハク酸)も配合しているという点が最大の特徴になります^^

つまり肌育治療の第一ステップでは、「レブスプロ32RXプレミアム(次世代型ヒアルロン酸)」によって肌の土壌となる「表皮層・真皮層の再構築・修復作業」をメインで行うことになります。

レブスプロ32RXプレミアムの作用機序

細胞の再構築を得意とする次世代のヒアルロン酸は、特に「皮膚全体の若返り」に効果的な施術です。そのため、しわ・軽度のたるみ改善や、加齢などによってなんとなくやつれてしまったお顔や元気がくなったお顔に対して、ハリツヤ感アップなどの効果を得られることが多いです。

 

【STEP2】

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育成期間(表皮層・真皮層のコラーゲン産生促進):プルリアルorリジュラン

肌育注射として人気のPN(ポリヌクレオチド)やPDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)を主成分としたリジュランやプルリアルデンシファイによって、表皮層+真皮層の線維芽細胞を刺激してコラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチン産生をさらに促進します。
>プルリアルの施術詳細はこちら
>リジュランの施術詳細はこちら

SETP1によって肌の土台となる肌細胞をまずは健やかな状態に整えた後で施術を行うため、よりしっかりとコラーゲン・エラスチン産生効果を得られることになるのは、なんとなく皆さんもイメージできるのではないでしょうか。(土に肥料が入っていないお花に水をかけるよりも、肥料を入れて土の状態をよくしたところにお水をかけるほうが、お花がスクスクと育っていくようなイメージです^^)

STEP1とSTEP2の施術を組合わせて行うことで、表皮層+真皮層における肌育効果を単独治療よりもさらに総合的に得ることができます。

プルリアル・リジュランの作用機序

PN製剤にも細胞再構築の作用はありますが、この製剤の特性としては「肌のコラーゲン・エラスチン産生促進」する働きのほうがメインとなります。そのため施術効果としては、ハリツヤアップ・保湿の他に、目尻や口元にできた細かい小じわのや目の下のクマ改善などの効果を得やすいという特徴があります。(ただしレブスプロのような引き締め・リフト効果はほぼありません)

 

【STEP3】

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土台の強化(皮下組織のコラーゲン産生促進):ミラクル®シリーズ(糸リフト)

STEP1、STEP2では皮膚表面(表皮層+真皮層)の肌育を中心に行ってきましたが、STEP3では「皮膚深層」にある皮下組織(脂肪組織や筋層)を強化する施術として、当院オリジナルのミラクル®シリーズによる糸リフト治療を行います。これによって皮下組織のコラーゲン・エラスチン産生を促進し、肌育治療の総仕上げとして、肌の土台部分を強化していきます。
使用する糸リフトは、頬・口元であればミラクルフェイス®、目元であればミラクルアイズ®を使用します。いずれもそれぞれの部位の施術に特化した、部位特化型の専用スレッドとなっております^^
>ミラクルフェイス®の詳細はこちら
>ミラクルアイズ®の詳細はこちら

ミラクル®シリーズ(糸リフト)の作用機序

糸リフトは、糸によってたるんだ組織を引き上げることでリフトアップやタイトニング効果を得ることができる施術ですが、実はもう1点、糸リフトならではの施術効果として、「皮下組織のコラーゲン産生」という働きがあります。皮下に異物(糸)を挿入することでコラーゲン・エラスチンなどの産生を促進する線維芽細胞を刺激し、加齢などで痩せこけた皮膚の土台部分(皮下組織)をふっくらと弾力のある状態へ変化させるというメカニズムになります。

肌育治療として糸リフトを使用する際には、この「皮下組織のコラーゲン産生」という働きに着目した形で施術を行います。注射による肌育治療の場合、ごくごく短い注射針によって薬剤を皮下に入れるため皮膚の浅い層へ効果を発揮しますが、糸リフトはカニューレなどを使って皮下に糸を挿入することができるため、もう少しだけ深い部分にある皮下組織(皮下組織)に対してアプローチすることができる点が特徴です。

皮膚の土台ともいえる皮下組織が弱っていると、その上に乗っかっている表皮層や真皮層をしっかりと支えることができなくなるため、頬や輪郭のたるみや、口横のぽにょ、ほうれい線やマリオネットラインといった比較的大きめのしわ・たるみが生じますが、糸リフトは皮下深層におけるコラーゲン産生を促進して肌の土台を強化する効果があるため、これによってしわ・たるみができにくい肌を作り上げます。

 

 

アプローチ法が異なる複数の肌育治療を行うことで、肌全体に対して複合的な肌育効果を得ることができる、というのがイメージ的に伝わりましたでしょうか…??

とはいえ、上様々な肌育治療の中でも肌育注射は最もバランスよく肌育効果を得ることができる施術法のため、時間や予算的に色々受けることが難しいという際には第一選択としてはやはり肌育注射をお選びいただくのがよいと、勿論わたくしも考えております。
>当院では現在5種類の肌育注射を取り扱っています

もし、さらにワンランク上の肌育効果として「肌全体に複合的な肌育効果を得たい」というようなご希望がある際には、今回お伝えしたようなアプローチ法の異なる肌育治療を複数受けられると、より元気で健やかなお肌になっていくでしょう。

このページを読まれた方が今よりももっともっと綺麗なお肌になっていくことを、わたくしも心から応援しています。もし、内容について何か気になる点やご相談などがあれば、お気軽にご相談ください(^O^)
>無料カウンセリングのご予約はこちらからお願いいたします

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はじめての糸リフトガイド
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コラム監修者 吉田 由佳 医療法人敬愛会グループ理事長 専門科:形成外科・美容外科・皮膚科・美容皮膚科

関西医大卒、京都大学形成外科学教室入局後、京都大学附属病院、大阪赤十字病院、済生会中津病院、長浜赤十字病院を経て現在、医療法人敬愛会理事長に。アジア各国、韓国、シンガポールなどでスレッド治療の第一人者としてのべ数百人の美容ドクターの教育に尽力。国内では日本美容外科学会のシンポジストとしてスレッドの臨床発表も行う。スレッドや注入術、マシンなどによる施術を組み合わせ、より解剖的に有益で痛みの少ない低侵襲なエイジングケアの研究・開発を進め続けている。(日本形成外科学会会員・日本美容外科学会会員)

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